今日は私の生徒さんからこのような質問がありました。

カンニングブレス、て、実際にあるのですか?

成立してるものなのですか?と…

なんだか最初は考えてしまいましたが

そう言えば、私は合唱指導でカンニングブレスと言う言葉を使ったことがなく

ここまでで1フレーズだから

ここまでは、一息で行けるように

目指しましょうと言いますね

そして、一息で歌えるように

そのコツを一生懸命説明します

そして、個人個人で練習してもらいます

なので、合唱団の方達も

みんなで2,3か月に1回のペースで

私の所へ個人レッスンに来るようになりました。

合唱をやってる人はよく使うこの言葉

カンニングブレス

当たり前のようにカンニングブレスという言葉を使う人いるけれど

合唱で大勢で歌っていても

カンニングブレスはしない方がいいですよ

1フレーズは歌い切らねばなりません

アマチュア合唱団であっても

ちゃんとした合唱団はカンニングブレスと言う概念が元々ないんです

1フレーズが3小節なら3小節、歌い切らねばならないのです

1フレーズが4小節なら4小節歌いきってください

そしてほんとは

指導者が歌えるように指導しなくてはならないのです

そのために、大きな合唱団は

音楽を作りまとめていく指揮者以外に

ボイストレーナーを雇っていると思います

ボイストレーナーの役割です

ちゃんとしたフレーズを歌いきれるように発声法を教え

徹底しなくてはなりません

1人1人ができるように

指揮者の作る音楽の要求に応えられるように

発声法は、本当はとてもシンプルなんです

息が深く入り

喉が開く

フレーズの最後まで支えきれるように

口元のフォームまで

きちんと教えられる人がほんとのボイストレーナーなんです

息の入れ方

喉の開け方

きちんとこれらを教えられる人をボイストレーナーに選んでください

だけど、これらが教えられるトレーナーは

そう日本にはいないのです

でも、知ってる人は知っています

ちゃんと見極めてくださいね

カンニングブレスと言う言葉が消えていくようになればいいですね

カンニングブレス

本当はしてはならぬものです

私の生徒さん、ちゃんと解っておられて

指導する人が、カンニングブレスを当たり前のように薦めたから

びっくりしてしまったんだって

合唱であっても、本当は

カンニングブレスはしてはならないものなのに…

と、疑問に思ったんだって

カンニングブレス、たまにしてしまう事があっても

こっそり、間違ってしてしまった

て思わなくちゃいけない

カンニングブレスをしなくてはならなくなった状態を

本当は恥ずかしいと思わないといけないのです

合唱団の人も

1人1人、歌い手としてのプライドを高く持てるといいですね

常に常に

上を目指しましょう

これでいいと思ったら終わる

とたんに楽しみは減ると思って求めてくださいね

常に上を