先日は、ただの自慢話を失礼致しました。声楽の講師なのだから、歌が上手いのは当たり前じゃないか!と思われたかも知れませんが、歌に限っては、人によって、声の好き嫌いもありますし、ピアノのように、叩けば取り敢えずは音がなるよ、と言うものでもないので、どんなスーパースターも四苦八苦して勉強をし、毎日の練習も欠かしません。私はさぼりたい気分の時がしょっちゅうなので、そこで思いついたのが、「よーし!10分だけ練習するぞー!」て言うんです。そうしたら、取り敢えずは一声出せます。『あー、今から練習しなくちゃあ一』て思って重い腰を上げるのと、『たったの10分、10分でいいんだぞう、やるぞー!』と思って立ち上がるのとでは、全然気分が違います。毎日、忙しいですからね。一声出せば、わりとすっと載っていけます。載ってしまえば、あっと言う間に1時間です。そうやって、歌う為の筋肉を鍛えて、声が衰えないようにしています。そのおかげで、たま〜に、不意に、「いいね、素敵だね、最高だ!」と言ってもらえ
る時が来るのです。演奏会で賛辞を貰うのとは、また違った喜びがあります。
皆さんも、もし自分の歌を褒めてもらったら、「ありがとうございます♪」と言って、素直に喜んだらいいんですよ(*^_^*)
歌に限っては、とにかく苦労が付き物です。風邪をひいたり、ちょっと疲れが溜まったりしても瞬く間にいい声は出なくなります。
心の状態も声に関係してきます。自分の声や、歌を他人から褒めてもらえる時と言うのは、きっと、精神的にも、肉体的にも、いろんな事が、上手くバランスの取れている時じゃないかなあ?と思います。因みに、極力私的な事ではありますが、先週の(月)から、母が重い病気で入院したので、しかも、最初の診断では、余命まで言われるような命に関わる病気でしたので、少し、精神的に落ち着かない日々を過ごした1週間だったところに、その見ず知らずの方からの賛辞は、とても嬉しく思いました。
母はその後、検査が進み、死に至るような病気ではない事が判明、しかし難病ではありますが、頑張って治療をすれば、元気に長く生きる事ができる病気で今は落ち着いていて、これから本格的な治療に入ります。1ヶ月〜2ヶ月くらいの入院になります。その間、生徒さん方のコンサート、自分の本番、家の事、上手に乗り越えて行かねばなりません。
あまりご心配かける話はよくありませんので、とにかく頑張ります。
皆さんも、健康でいい歌を歌えますように、いつも応援しております。\(^O^)/