ベッリーニ作曲 六つのアリエッタより 憂愁は優しい森の妖精

憂鬱よ、優しい妖精よ
私は私の命をあなたにささげます
あなたの喜びを全く相手にしない人は
本当の喜びを感じるようには生まれていない

私は神々に泉と丘を求めた
願いはついに聞き入れられた、私は満足して生き
私の望みがあの泉と
あの山を越えることは決してないだろう。

 

イタリア歌曲としては、珍しく人生を唄っております

イタリアの歌といえば、恋だの愛だの

そういう歌がほとんどですが

時々人生の歌もあるのですよ

特にこの曲は、恋だの愛だの、地位、名誉、権力など、そういった世俗的なものを全て否定し

自然な自分のままで生きると言っている曲です

自分の大切にしているものや、価値観などは人それぞれ

生まれ持ったもので生きていくと唄っています

それを笑ったり、からかったり、バカにしたりするような人は

真の喜びを知らずに生まれてきたのでしょう

私は、自分の人生から決して逃げません

ありのままの自分で生きていきます

そんな意味の歌なんですよ

割と哲学的な歌詞です

ちょうど今の時代の変わり目に合ってるような気がしてこの曲を選びました

これから、2、3年は、混乱が続き、音楽家もしかり、全ての業種の人達が生きにくくなるのかもしれませんが

皆で頑張って生きましょう

今日もお友達と電話でそんな話をしたんですよ

でも、その後は、世の中は今までよりもっと良くなるはずです

なので、生きる事を楽しみにしています

いざとなったら、私もなんとでもするわ、とぼんやりといろいろ考えるようになりました。

それでも、ずっと続けてきた音楽は心に大切に持ちながら

この先の人生を生きて行きます