来週は、ある人に会いに大阪心斎橋

初めましての方に会います

その方にお会いするにも

審査があって、第1関門を突破できたので

お会いするのですが

私は本当は元々パフォーマーになるために

勉強をしていたので

思いきって、方向転換したく

クラシックの世界で、実はコロナの直前までオーディションを受けに行っておりましたが

あんなに丁寧に歌い上げ作ったデモテープ、テープではないけれど…

今は、なんと言うのでしょうか?

一次審査すら通らない

これは、日本のオペラの世界には、いろいろとあるなあと察しましたし

自分のキャリアや年齢を考えても

そうだな、世の中、そういうものだよね、と自分でも納得せざるを得ない部分もあります

今後、オペラの舞台に立とうという復活の試みはすっぱり見切りを付けました

そうこうしているうちに、コロナで緊急事態宣言が出て

仕事も休みとなり

緊急事態宣言が解除された後も

少々不覚にも、会員さんの数は減りまして、

普段向き合うことのできなかった事にじっくり向き合う時間が取れました

とても静かなゆったりと流れる時間を過ごしました

その時間を利用して、とことん内観し、子供の頃からの事

自分の性格や好みや、嫌いなことを自分の中ではっきりさせて

深く深く考えておりました

それはもう、独りで泣き笑い、時にイライラとしながら

また不安とも戦い

これからどうありたいか、どう道を作っていくか

どう生きるか

本当の自分らしくあるには?等々考えた末に

目に止まった場所がありましたので

訪ねてみることにしました

1時間半くらいの時間を設けてくださって

面談をする運びとなりました

その結果がどうなるかはわかりませんが

私としては、大きな方向転換となりますので

よく話し合って、よくよく考えて決断しようと思います

今までの経験が活きる形となったらいいなと思います

子供の頃からやってきていたこと、得意だったこと、

この20年の内にも、なんとなくやっていた事をきちんと仕事とした形になるように

凛として話そうと思っています

またお相手の話もよく聞かなくてはなりません

クラシックの世界の人がどうして全うに勝負できないのか

例えば、30分、40分のプログラムに対して

交通費も出ず5000円とか、なんだかなぁー、と思う事、散々ありました

クラシックで、30分、40分のプログラムを組むようになったら

そういうチャンスを持てる歌手というのは

若く、経験が浅かったとしてもそこそこ歌います

それが、なんで

ギャラは出ないけど歌ってくれる?て、軽々しく言われます

そんな歌は、私は歌ってないと思ってます

またそう思ったのには、私の歌で携わった作品が一つ過去にありました

あるニュース番組で、丸々私の歌った歌をあるコーナーのBGMとして使われたことがありまして

しかも、それ、そんな仕上がりになるとはこちらも夢にも思っておらず

何も交渉しなかったので、名前も出ず、ギャラも出ずでした

それはもう10年くらい前の話ですが

偶然そうなったのですよね

せめて名前くらい、気を利かして出してもらえなかったのかと思うほどの仕上がりだったのです

私が本番で歌った生の歌が

きちっとした一つの作品として出来上がって夕方のニュース番組で使われていたのでした

私自身も、自分がこれだけ歌い上げたとは夢にも思っておらず…

私の歌付きで、番組が取り上げたかった一番紹介したい一番メインの画像が流れている間、スタジオもみんな

しん、と、静まり返って

その映像と共に、私の歌を聴いているキャスター達を見て、これは!とおもった経験がありました。

その数年後には、本業のクラシックで、日本歌曲でしたが

CD収録も行っています

本番をバンバン立ってきたわけではないけれど

ヴェルディのレイクイエムのソロにしても

とても名のある方からオーディションで選ばれて立っています

今後は、きちんと通す処を通して仕事として扱ってもらえるように、契約をして、仕事として成り立たせるように話をしたいと

それがダメなら、また別を考えようと思っています

もう後20年は、飛び回っていたいと思います

こんな神戸と言う田舎で、こじんまりと優しいお歌の先生になるためだけに勉強していたのとは違います

音楽の先生になるために勉強したわけではないので

やはり一番やりたい事できちんと成り立たせるようにと真剣にこの頃、思うんです

10代、20代の頃に描いた夢のようには行かないけれども

少し形は違えど、歌手として、きちんと報酬を貰って、生活できるようにしていきたいと考えます

クラシックの歌曲を歌う歌手では食べれないと言う概念を私の頭から取りたいと思います

いろんなスタイルのクラシックの歌手がいたっていいではないか?と思うんですよね

みんながみんな、オペラの第1線に立って歌っている者だけが歌手ではないのです

歌曲歌いがいたっていいではないですか?

そして、何か出る度に報酬はないけれど、なんて

そんな甘い事をなんで自分は許してるのかと思います