今日、生徒さんとの会話で気づかされました。
自分の歌で人を感動させたかったら、先ずは自分の発する音楽に自分が感動しないといけない、と言う事は先日述べた通りなのですが、やはり大切なのは、心が豊かで純粋である事が一番大切です。あまりに毎日単調な生活で、日々の生活の中にちょっとした感動がないような生活をしていたのでは、感性が鈍ってきてしまいます。たまには、お芝居を見に行く、美術館や博物館へ足を運ぶ、小旅行へ出かけ、自然に触れる、音楽会へ出かける、フィギュアスケートを生で見てみる、なんでもいいと思います。心に刺激を受けて、心が動き安いように、感じ安いように、普段から感動のある生活をしていないと、感性溢れる歌は歌えなくなってしまうでしょう。
疲れた心で歌っていても、いい声は出ないし、いい音楽にならないような気がします。
私の生徒さんは、そういった意味では、人を感動させる歌を歌う方が多いと思います。私を心から信頼し、私から先ずは刺激を受け、一緒にオペラ観賞をしたり、話あったり、今年は二回も教室内で発表会もありましたから、たくさんの刺激を受け、テクニックや声の良し悪しは別として、人の心に響く歌を歌う方が、たくさんおられます。やはり歌はそうでないと…。と思います。そういった意味で、私の教室には、優秀な方がたくさん集まっておられる教室に思います。声だけで聞かせる、とか、テクニックだけで聞かせるとか、ただ、声自慢するとか、そうではなく、本当に素晴らしい感動する歌とは、心で歌う歌だと思います。