自分が精一杯発したものに対しては
それなりの思いや、愛着があるので
心から納得いかなかったとしても
表へ出したいと思うもののようです
しかし、internationalがどんな声でなくてはならないか
喉を開くとはどういう事や、どういう声を指すかを知っている身としましては
恥ずかしくなってしまうのが本当の気持ちです
また自分の才能の限界にもガッカリ
限界でもないのだけれども
普段、歌っていてなかなか気がつかないのか
それとも、いざ本番となると何か違ってしまうのか
力が無駄に入りすぎるのか
そう歌えるものではないなあと、やっぱり実感してしまう
自分を信じてとはよく言いますし
自分を否定しないともよく言いますが
・・・・・
歌って仕上がったものを聴くたびに落ち込みます
そして己の不甲斐なさが、虚しく思うのです
いろいろと知ってしまったら、もう歌えなくなりますし
表にも出たくなりますし
見切りも付けたくなりますが
また暫く時間が経つと
もう少し研究したら、またもっと上手くなれるかも?と思って
歌いたくなってしまうものです
そうして、何十年失敗を繰り返していても懲りないものなんです
日本人の中にも素晴らしい方は沢山おられますが、
日本人がinternationalな声を作ることは、容易ではありません
なので、日本人として、国内で、それなりの歌手としての人生を歩むのですが
なかなかクラシックの声楽を志す事は、苦行に近いと思います
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