マリアカラスは
ワーグナーのオペラ公演の次の日、移動して
ベッリーニの清教徒(I PRITANI )を成功させたのだって
ワーグナーは特殊ですし、Pritani はベルカントものですし
どっちも質が違いすぎます
それをこなすということは驚異的です
私の話で恐縮ですが、私もそれなりにありまして
11/6新曲の合同リハーサルが、5:00から６時の間に入ってて
11/7はリサイタルコンサートのような本番、ほぼリサイタルのようなスタイルです
マリアカラスのそれを聞くと私のそれくらいは、こなさなくてはならないのだなあと思います
笑っちゃうほど、顔つきの違うこと・・・
マリアカラスの緊張感あるキリッとした品格のある顔立ちと
私の甘々なこと・・・・
まあ、比べる対象としてもおかしいけれど
本当に私は異次元の世界に憧れてるのだなと思います
そういう気持ちを、もっと大事にした立ち居振る舞いをしてきたらよかったなと思いますが
日常の、現実に追われて
本当の自分の望んでいる事
海外の一流歌手達とは、かけはなれた現実とはいえ
もっとその気持ちを大事にしたら良かったなあと最近になっておもいました
それでも仕方がなかったのだろうなと思います
敢えて、パラレルという表現をしますが、
もし魔法が使えるなら
パラレルを移動したいなあと思うくらいです
そういう気持ちを思い出させてくれたのが
在原先生でした
在原先生に出会ってから、私はよく面白おかしく冗談で
友人に、在原先生に出会ってから
まともに仕事ができなくなった
生活のための仕事なのに・・・・
と、先生のせいで、人生くるちゃう、とか、言ってて
友人は、先生のせいなの？て、笑いながら言ってました
そうよ、先生のせいよ、て、
心の奥に封印してた、私の本当の願い、思いが目覚めてしまったのでした
目にしたかった景色があるのです
でもね、今見ている景色は、今の私が創造したものです
自分で創造したものなら
そこをどんな風にでも、変えていけます
素敵な空間を歌って創る事ができます
歌という魔法が私は使えるのでした
