2020年12月の一覧

日本人の作る音楽

日本人の作る音楽や感性はとても清潔だと感じます

2つ前のブログにロッシーニのL’invito (誘い)を挙げましたが

他の海外の歌手達の歌い方はとても表現豊かです

特にこの曲はスペイン風に書かれているBORELOです

そして、女性が男性を誘う歌なのです

その誘い方、普通の日本人の感覚で考えているとヨーロッパの歌手達にくらべ

表現が薄く感じると思います

こういう歌を歌うときには、やり過ぎくらいにやっていいと思います

私の中にもイメージは沢山ありましたが

やってはいけないように思ってしまって

下手をすると下品にも成りかねないので

でもそれは、日本人的感覚でそう感じるものだと思います

だけれど、どうせエロスの世界を表現しているのです。

しかも、白人の王族のお姫様の世界の話ではなく

もっと庶民的なものですから

多少日本人の感覚で、下品かも?て思っても

多分、YouTubeの中で感じるのですが

他の海外の歌手達の中へ入れば、全くもって可愛いものです

自分の歌を聴いてみて思うことは

あー、やっぱりもっと私が感じていることを臆せずやればよかったなと思いました

自分で物足りなさを感じています

本当は、日本人ほどエロスの世界が繁栄している国は実はないと聞きました

街に出ればそういう地域があって

堂々と露骨に看板を挙げていたり

漫画や絵本の中でも、大人の漫画や絵本

昔も遊女の街が存在し、巻物の中にも沢山出てきますよね

それは、ヨーロッパから見て、なかなか大胆で、凄いなあと思われているようですよ

それで、欧米から見て

日本は秩序をものすごく重んずる国でもありますが、エロスの国とも思われている部分もあるそうです。

ですが、普通の一般的な人間がそれを表現するとなると

どうしても清潔になりすぎる傾向にあるようです

それから、日本人は欧米諸国に比べて

自己主張が下手

これは私もそうで、それが音楽に対してあだとなっているように自分で感じます

自己主張をすることは、あまり美しいとされていない教育ですよね

でも、ヨーロッパ等は、自己主張をしっかりするように教育されてきている

なので、学校の授業の中に討論をするという授業がありますものね

でも、主張をしようと思うと、相当自分も勉強をして自信を持って主張しないと

瞬く間に突っ込まれ、主張の弱いものはもみ消されます

私も、音楽を行う上では、あんまり感覚的に日本人ぽい感覚ではないと思っている部分があります

それは、感覚的なものなので、根拠を持って理論的に説明しようとすると難しく感じてしまい

思っていることを上手く人に伝えられない時があります

これは、訓練が必要だなと思いました

今さらながら、音楽をやっていく上では、遅いなと感じますが

音楽に対しての事で、好い人に成りすぎる必要はないのです

それから、自分の音楽的感覚は、何処で身に付いたのかは、自分でもよくわからないのですが

恐らく日本人日本人したものではないと思っています

自分の心の内で感覚的に感じているものを

自分で打ち消したりなどせず

しっかり主張する練習が、必要だと思いました

主張するには、自分の思いを信じていないと主張しきれないんですよね

私は、私の感覚は何処かおかしいかも?とか、何か思ってしまう

人がおかしいと言ったとしても

自分が、『いや、これはやった方がいいな』と感じればやった方がいいですし

一番大事な事は

自分の感覚を信じる事です

人から反対意見が出た時に、『あ、私間違えたわ』と自分をパッと否定してしまう癖

いつも自分が間違っている事が基本にある

これは、とてもダメな事です

人が心地良い事も大事ですが

自分の心地良さについて、考えた事ありますか?

と、自問自答してみました

これでは、いい音楽はできないと思います

自分の才能をゴミ箱に捨ててしまうような行為を無意識にやってしまっているとしたら

これほど惜しいものはありませんね

音楽は、やればやるほど、また年齢と共に深みを増していきます

今こそ、内なる輝きを押さえ込んだりせず

パッと華開かせ、私の心の内を音楽で解放していきたいと思います

意外にもロッシーニのL’invito から

本当の自分を思い出したような気がしたのでした

日本の社会を生きるのには、秩序や、協調性がとても重要視されます

それなりに自分は、社会的経験を積んできているので

上手に自己主張ができると思います

音楽を作る上で、人にはない感覚があったとしても

上手くそれを人に伝え、自分の思う作品を仕上げられるように

これから訓練していこうと思います

50歳を手前に、なかなか難しい事です

つい、人に合わせてしまったり

引いてしまったり

長年付いた心の癖を覆していくわけですから

大変だなあと、予想します

私は音楽と共に、成長させてきているので

音楽によって、人生が深まり面白みがあって、良かったとは思いますが

なかなかに、大変な人生だなあと思っています

普通に音楽のみで生きれる社会でもないので

他の事をやりながらとなりますし

これは、クリエイティブなお仕事をなさっておられる方

どの方も、とても苦労しています

才能を持っているほど、割りきれるものではなかったり

上手くやれるものではないと思います

どうしても妥協が多くなります

その中で心に折り合いを付けて、皆さん生きているのですが

折り合いなんて、何処で付けるのよとなってしまったり

葛藤が生まれますよね

それでも、諦めず、頑張って生きます☺️

お薦めの大オペラ歌手

昨晩、夜中に一つ

ロッシーニのL’INVITO(誘い)という曲をYouTubeへアップしました

同じ曲で、世界のトップスターが歌う

L’invito があります

今日、私がお薦めするヨーロッパの大オペラ歌手は

レナータ スコットさんの歌うL’invito をお薦めします

この方の歌い方が一番ボレロの雰囲気があるように思います

強さのある、情熱的な恋を求める女性を主張するような歌い方だと思います

歌曲ですから、自由に歌っていいのです

私も練りに練ったつもりが、それを嫌らしくなくちょうどよく表現する事が難しく思いました

いろんな歌手が個々にいろんな解釈の下

様々に表現しておられますので

いろいろ聴いてみてくださいね

やはりヨーロッパの音楽は、ヨーロッパ人のものなのか?と思ったりしてしまいます

どの方も、最初の印象の強烈な事

その中で好き嫌いも出てくると思います

私の歌うL’invitoは、楽譜に忠実に、基本的に仕上げ 歌っております

スペインの強さのある情熱的な恋を求める女性の表現はまたこれから

いろいろ歌って行くなかで作って行きたいと思います

レナータスコットさん、とても有名なトップ歌手

大オペラ歌手です

是非聴いてみてくださいね

Rossini / L’INVITO

12/1ここからは…

ここからは、このブログでは

音楽の話を乗せるようにしていきます

YouTubeも、ここへ挙げますね

12月もお楽しみに

ホームページ内容も、またお金のできたときに

少しずつ変えていきます

とにかく私の人生の新しいステージへ移行します

今までも、本当に良い人生でした

泣き笑いが在り過ぎてなかなかに大変な人生でしたが面白かったです

私が出会いました全ての方に感謝の気持ちです

自然に沸いてくる感謝の気持ち

ほんとに、ほんとに、ありがとうございました。

 

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