楽譜を見るとかならず

強弱が付いてますよね

F   FF  P  PP

Crescendo クレッシェンド段々大きく

diminuendoディミヌエンド段々弱くゆっくりと

dolce ドルチェ 甘く

様々

これが付いてないと

特にイタリア人

ぜーーんぶ フォルテ 【F】詰まり強く歌ってしまいがちなんだって!

なーんにも書いてなかったら

素直に気分が載ってきてしまってつい【F】強くなってしまうところ

沢山あります

感情ののり安いヨーロッパ人達は特に

しかし、偉大な作曲家達

敢えてそこを【P】ピアノ小さくと書いて

一番感情の伝えたい処を抑制することで

人の印象にその言葉と音が残るように

敢えて【P】としてその効果を発揮している

伝えたい、一番感情的な言葉ほど

人の耳元で囁くように【P】 &【dolce】

メロドラマの台詞回しにもよくあるある!

【P】&【dolce】

それを何度も効果的に繰り返し、お客様のハートを揺さぶりドキドキ💓キュンと掴んで離さない

なので、楽譜に忠実な事は

とても大切な事

例えばロッシーニという作曲家は

とてもagilitaアジリタ 技巧的な物が多く

アップテンポで書かれているのが特徴です

わざわざ速度記号まで書いてあるものを

例えば 付点八分音符80となってるものを

Lentoに歌ってしまう歌手も沢山いて

どうしてかなあ?と思います

その曲に関しては伝統的に何か意味が合って

歌手達の間の暗黙の了解でLentoに歌うのか?

時々、不思議に思う時もあります

でも、とにかく楽譜を見て音符の長さや

強弱を読んでみましょう

一度その通りに歌ってみてください

何世紀も経て残って歌い継がれる曲の作曲家は偉大です

どんなに素敵な事でしょう

一度じっくり楽譜を読み込んで楽譜の通りに歌ってみてくださいね

とっても楽しくなってきますよ

音楽を辞められなくなる瞬間が訪れます

そんな事で、私は結局3歳から47歳までずっと

一度も音楽から離れる事なく共に生きてきました

音楽の中で生きてきました

その環境を守ることの大変さを

痛感する今日この頃です

プロの、とか、なんとかかんとか、本当は関係のない事なんですよね

続けてきていたら、いつの間にかお金を頂くようになっていたので

便宜上プロの、肩書きはそう呼びますが

本当は、そんなにそこを意識して暮らしている訳ではないのですけどね

とにかく、培ったものを保って行く事は

この世の中、容易ではないなと思う時があります