ステファーノ・ドナウディ 19世記 ~ 20世記初頭に活躍した作曲家

 

オペラ、歌曲、ピアノ曲を作曲しました

 

一つ前の投稿でも紹介しました 歌曲 Spirate pur  spirate は ” Aria di stile antico ” 古いスタイルの歌と呼ばれる36曲のアリアの中の一曲です

 

後期ロマン派の時代の作曲家で、この時代の音楽は、調性の無い音楽が流行っていた時代でした

 

例えばドビィッシーは全音音階で、中世の旋法性(音の配列の事、決められたルールに従って音が並んでいる、調性は無い)を用いて作曲していたので、旋律(メロディ)もいまいち見えずらく、摩訶不思議な雰囲気の曲が流行っていた

 

ドナウディはそう言う時代の作曲家でした

 

そう言う作曲法が流行っていた時代に、敢えて意図的にバロック風な古いスタイルで歌曲を書いたそうです

 

その一方でドナウディの歌曲には楽譜上に演奏法の指示が多いです

 

それは19世紀ならではの特徴だと思います

 

実はプッチーニがそうです

 

19世紀から20世紀初頭にかけて、最高傑作と言われる数々のオペラを生み出しています

 

指示がとっても細かく多いです

 

ドナウディとプッチーニは同じ時代に活躍していた作曲家です

 

新しいものと古いものの入り混じったところにドナウディの魅力があるそうです

 

どうりで、最近生徒さんと一緒に楽譜を読んでいて、ドナウディが好きだなと思いました

 

Spirate pur spirate でも風がスーッと吹き抜けていくイメージで  accele.をかけながら cresc. decresc. を かけたくなるのはとっても近代風でもありながら、音の配列はバロック的で演奏していて楽しめます

 

レッスンではこのようなお話しもしながら音楽を生徒さんと 一緒に楽しんでおります

 

ご興味ありましたらどうぞお問合せくださいませ