私のこの教室サロンは、本当に歌えるようになる為の学びの場です

 

皆さん、もっともっときちんと歌う事ができますよ

 

先日歌いに来てくださった方にも、何度もトライをしてもらいました

 

もっとできますよ、もっとです、貴方はもっとできますし、もっとエネルギーが必要ですと、話ながらの歌いながらの

 

皆さん、本当の身体の使い方をご存知ない

 

うわべだけでフワフワ声を出すのは止めましょう

 

「お腹の中の一点だけできゅっと支えます、力を入れるのとはちがいます」程度の言葉のみの説明では、それがどの程度のものなのかわからないようです

 

横隔膜から繋がり、身体の周りに放っているエネルギーを集めて、一つの個体にして、いっきに放つように出す声が声楽の声です

 

自分の身体は、自身が放っている波動部分、オーラ部分までも含めて、そこまでがご自身の身体です、目に見えている肉体だけが、身体ではないのです

 

その事に先ず気がついてもらわないといけません

 

つまりご自身の放っているエネルギーをも含めて、それらを全部使って放つ声がその人の声で、声楽の声です

 

そして声は、分散していてはいけません

 

もっと、皆さんが思っている以上にstrettoにといって

 

狭められた声(stretto)

 

一つの『声』、という個体を作るようなイメージです

 

イタリア物を中心に歌っている人は、レッスンで、strettoに歌う、とよく言います

 

strettoに、まとまった声というのでしょうか?幅の狭い声の道を作るというイメージでしょう

 

ここで勘違いしてほしくないのが、声の幅です

 

太い声を作る事とは違います

 

太い声をわざわざ作る事は、きちんと歌う声楽家はしません

 

声の通る細い道を作るのです

 

その道が正しく作られ、その道を正しく通った声が、聴衆の耳には、幅のある声に聞こえるのです

 

幅のある太い声を作って出すことは、間違いです

 

もしも、幅のある太い声が欲しいと望むなら

 

声の通る、真っ直ぐに伸びた狭い道を作ってください

 

それは呼気と、唇の使い方が無理のない正しいフォームとなり、舌の位置が正しい位置に、自然に置かれている状態となった時に、完璧なstrettoな声となります

 

言葉で説明すると、難しく感じます

 

なのでつい、私も誇張して声で示します

 

自身の身体で感じとりながら、私の説明を聞いてください

 

そうすると、私の声は失くなってしまいそう

 

しかし、暫くそうやって声に出して示してあげる事が必要に感じます

 

もう一度、習いたてに戻りましょう

 

教える事は、自分が歌う以上に、とてもエネルギーと、神経を必要とします

 

なので本当は、歌手を引退もしていないのに、まともに教える事は不可能なのです

 

私はもう表だって歌うつもりにはしていないので、教える事に徹していますから、これらの事が可能です

 

私は何事も中途半端に事を成す事が嫌いです

 

教えるなら教える事に、自分が歌うなら歌う事に、歌手としての生活に徹したいと思います

 

本来、本当の歌手達は、そうしていると思います

 

そうでないと、まともな歌は歌えないと思うからです

 

歌手をしていたって、やりたい事や、やらねばならぬ、生活のあれこれは、山ほどあります

 

舞台のない、off の時間にだけマスタークラスを開いている歌手はおられます

 

それが、限度だと思います

 

本当の職業歌手は、人のエネルギーに触れている場合いではないと思います

 

自分の歌うためのペースを乱さない事が大切になってくるはずです

 

ですが、日本とヨーロッパでは事情が違います

 

そうも言ってもおれず、舞台と、講師と、家庭の全般をこなしておられます

 

物凄く大変な努力です

 

なので、そんな中、やらなくてはならないのだから

 

声を守る方法を教えて差し上げるプロフェッショナルが必要です

 

イタリアの歌手も、トレーナーと一緒に、世界を周る歌手もいます