今日も、朝からエネルギッシュにオペラアリアを教えておりました

 

地方からはるばる来てくださって、どうもありがとう

 

それで思います

 

私は教える事が嫌いなのではないと

 

今日の方は、若い!というのもありますが

 

音楽大学を出てまだそう年月は経っていないという事もあるので、やはり反応が早い

 

意識もそれなりにあるのだと思います

 

ですが息の使い方、吸うことさえもまだおぼつかない

 

何も教わってきていないと見ます

 

歌うに当たって、やはり日本人が一番始めにやらないといけない事は

 

喉を開けることでした

 

その見解は今日確信致しました

 

2小節でワンフレーズとなるフレーズ、長くても3小節を、プツプツ切って途中で息をしていましたが

 

レッスンの終わりには、切らずにワンフレーズを、ワンフレーズとして歌えていました

 

喉が開きだすと、一瞬にしてできるようになる事を

 

なんで4年大学行ってて普通に歌えないのか?

 

その子のせいではないことが明らかです

 

普通にこのようにレッスンをして、時を過ごして行こう

 

普通の当たり前のレッスンです

 

大切な事を順序立てて当然の如く教えます

 

教える方法を講師側は常に考えなくてはなりません

 

そしてただ、正しい事を伝えるだけでいいことです

 

喉が開けば一瞬で、息も長く続きます

 

一瞬で支えもできるようになる

 

一瞬でできる

 

後は歌うとなったら、いつでもそれができるようになるまで

 

研究心をもって練習するのみです

 

自分のものにするのです

 

私、講師は、知っておくべきです

 

日本人は特別喉を開ける方法を最初に教えなければならないことを

 

喉の開け方を教えられないと行けません

 

息と支えの話もしますし、勿論教えます

 

これぬきでは絶対、歌にはなりません

 

でも最終的には支えるという概念も失くなるほどに

 

どんな格好をしていても、内側の一点で支えられているので、腰を曲げていても、寝そべっていても、支えてる状態にまでなっていかないといけない

 

喉が開いて歌えなかったら、到底支えられません

 

喉が開いて声が軽いから支えられるのです

 

腹式呼吸と支え、口元のフオーム、発音の仕方云々より、先ずは喉を開ける事の重要性を重視した教え方を

 

喉がいかに開けられるかを重視して教えるべき、と、私の手法はそれとします

 

喉の開け方は2つの手法があります

 

高音の時、顎のちょうつがいが出るように動かすのが目安となりますが

 

大切なのは、下顎ではなく、上顎が上がる事を大前提とします

 

これはまたもう一度全員やり直さなくてはなりません

 

そして講師は喉の開いていない声と、開いている声を正しく聞き分ける耳を持たないといけない

 

特に低音から中間音にかけて、瞬時に開いているか開いてないかそれを正しく聞き分ける力をもっていないといけない

 

それから 自分で研究しない者は、絶対に歌えるようにはなりません

 

何故なら、身体を操縦するのはその本人だからです

 

本人にしか解らない加減があるからです

 

では趣味志向の方々はどうしましょう

 

環境がない、時間がないという事です

 

そうですね、としか言いようがない

 

趣味で習いに来る生徒に練習をしてきてください、とは言わないという先生は正しい

 

私もそうしてきました

 

でも、ある時から私はとても言うようになりました

 

ですが、やはり言うのは止めておきましょう

 

負担に感じては申し訳ない

 

そもそも大人の世界で言う必要はないのです

 

どうしても歌えるようになりたい人は、研究したい、練習したくなるはずで、環境もそれなりに自分で工夫して作り、やりたい人は、プロもアマチュアも関係なくそれをやります

 

プロ志向でもやらない人はやらない

 

ですが、プロ志向の人がもし練習もしてこない、研究心も持たない人は

 

私がもしプロデューサーなら使わない、舞台には立たせません

 

それだけの事です

 

趣味志向の方に心に負担はかけてはならない

 

雰囲気を楽しんでおられるのだから

 

講師側はそこをよくわかって心の内で割り切らなくてはならない、それで生計を立てるなら尚の事