こんにちは、携帯で全てを管理しているので、携帯が故障したら全てが止まります。とは言っても、なんとでもやり用はあるのですが、修理に出してる2週間くらいの事、ブログはお休みしておりました。やっと自分の携帯が戻ってきました。
その間、代替えの携帯で過ごしておりましたが、代替えの携帯に2件も体験レッスンのお問い合わせがありました。嬉しい事です。ありがとうございます。楽しみです。
ブログをお休みしている間に大変大変喜ばしい出来事がありました。
実は私の生徒さんの中に、声帯そのものが故障されている方がおられました。本人の気がつかぬうちに故障していたのですが、本人曰く、年齢的なもので、声帯の筋肉が緩んで、(きちんと一応お医者さんで確かめたとの事)発声時に声帯が閉まらなくなってた!と報告を頂いて、あれから1年経ったか経たぬうちの、先週のある日、急に普通に、high Ceまでスタッカートで歌い出しました。
とっても綺麗な声でした。私のところに習いにいらっしゃったのは、もっと前で、長く続けておられましたが、なかなか普通には声は出てきませんでした。長い間、ちょっと音が高くなったらそれこそ、ガラス窓を爪で引っ掻いたような、キー!!と言う声でした。
ある日、体調が悪くなって、耳鼻咽喉科に行きました、ついでに声帯も見てもらったら、発声時に隙間が空いてる、年齢的なものですわ、とお医者さんから言われたそうです。
それを聞いた私は、年齢的なものなら、鍛えりゃいい!と言って、声が出ても出なくても、正しい発声でアプローチし続けました。私もそんなにその作業を苦には感じませんでした。
また暫くして、やたら咳が出る。それも、本人曰く、病気ではなく、横隔膜周りの筋肉が弱ってきていて、しっかり身体が支えられないから、普通に息をしていても咳が出る!新聞で読んだと言うので、それなら歌って鍛えて、そのしんどい咳を止めるために一生懸命歌うための呼吸をして、筋肉を鍛えていきました。そしたら最近、咳が出る話は話題に上ってなかった気がしますが、どうなったかしら?
とにかく、歌う為にと言うより、健康でいるために歌で鍛えていたのでした。そしたら、こないだのレッスンで、突然に物凄く普通にhighCeまで、軽々出したのでした。本人は、全然音が上がって行く感覚がなく、ずっと同じ音を出してるみたいな感覚だと言っておられました。
ついこないだまで、鍵盤で言う真ん中のドの音から上がって1オクターブ上のレの音辺りからもうおかしかったのに、ホントにある日突然奇跡は起こりました。いきなりhighCeまで行ってしまいました。もっと上も出せそうな雰囲気でしたが、私も急に無理をさせたらいけないと、私の方が怖くなってhighCeで止めてしまって申し訳なかったです。あのまま黙ってたら、どこまでいったんだろう???
この事からも、歌は力で歌うのではなく、筋肉で歌うのだと言う事がわかりますし、いかにインナーマッスルを使っているかです。
私の生徒さんは、ほとんどの人が歌い出して15分も経てば、暑い!と言います。
つまり、筋肉が燃焼しているのです。私の所へは、スポーツをしに来ていると思ってくださった方が良いかもしれません。
Belcantoは、病気も治せるのか??

いえ、病気じゃ歌えないと言う事ね。