シャクヤクが、バラと競わないでシャクヤクの花を咲かせようと努力を始めれば、気持ちが落ち着き、心理的に満足できる。

そして優しくなれる。

だから、シャクヤクはバラを認める事ができる。

人は自分の運命を受け入れれば、優しくなれる。

競い合う人達は、たいていこの世の中で自分が何処にいるのかと言う位置がわかっていない。人を妬む人も同じく。

社会全体を見渡して、この社会にはどんな人々がいるか、人々が何をしているか、どういう事をし、どんな努力をしているか?

物事がどういう経過をたどって決定されるか等々を考えて、自分は今、広場のどの位置にいるか?と言う事をわきまえていない。

相手と自分では過去の歴史が違う。人脈も違うし、資質も違う。

だいたい育った環境も違う。

それなのに、人は自分の位置を忘れて競う。

しかも競う事がおかしい人と競っている。

人は自分の位置を間違わなければ、今より幸せになれる。

『やさしい人』より