昨年の夏、モシュクさんの公開レッスンを受けたとき

お客様は、モシュクさんの声に集中してて、私もモシュクさんを見つめ

歌い終わった後のお客様の拍手が物凄い拍手で

世界を目の当たりに。

お客様の感動と尊敬とで、モシュクさんを讃える拍手を私は背中で感じて

比べる相手じゃない事を知っていても

内心悔しかった。

同じ舞台に上がっていながら、私に向けられる拍手じゃないと思ったら

その日の自分が情けなくて

悲しくなりそうでした。

その事自体おかしな話だけれど

いいなあ、て羨ましく思いました。

こんなに喜ぶお客様の感動を全部一人じめして、受け止める心地の良さはいかほどだろう?と思う。

歌手にとって

それが喜びで

次へ向かって行く為のエネルギーの源。

全部持っていかれたぁ…。

て言う感じ。

そらそうだよー。

やっぱり世界の人はそうでないと…

世界の人はすごいんだー。

てお客様がモシュクさんに向けた拍手で

世界一の歌手の凄さを私も体感した事は

今振替ってみたらとても貴重な体験です。

この感覚は覚えていようと思います。

自分がいつかそうなった時の疑似体験をさせてもらったと思っていよう。

次は私、と言う暗示。

益々励みになる。

普段のお世辞混じりの褒め言葉より何より

あのモシュクさんに向けた拍手を受けた体験は、私にとって、世界を強く意識させる原動力になりました。

自分には届かないんだあ、とか、それは夢なんだあ、とか、

あんまりそういう事を言ったり思ったりするのは止めようと思います。

そんな事を思ってる暇がない。

何故なら、次々挑戦をして、それに向かっていかなくてはならない

ちょっとでも近づかなくてはならないからです。