私の歌の先生は

みんなから尊敬されてて

みんなから愛されてるの

ちゃんと実践できる先生なの。

それにきちんと本物を聞き分ける事ができる人なんです。

イタリア人歌手だって、ちゃんと歌わなかったら先生は使わない。

だから、私の歌の先生の前では、イタリア人歌手も緊張するのよ。

そして、イタリア人歌手も先生から認められたいと思うのよ。

そう言う先生なの

きちんとどういう響きが正しいかをちゃんと聞き分ける事ができる

これね、ほんとは凄く難しい事。

声のなる仕組みをきちんと知ってなかったら聞き分けられないしね。

イタリア人の中でだっていろいろあると思うから、それをちゃんと聞き分ける、て、大変な事よ。

私もよく覚えておこう。

イタリア人のあの声は絶対出ない。

どんなに頑張っても絶対出ない。

だから一生勉強しかないし、イタリア人の中へは入っていけない。

それなりの歌になってしまう。

これからも、もっと良くなろうと努力はするとおもうけれど

それでも自分の精一杯の歌にしかならない。

日本人で、イタリア人と同じような響きで歌ってる人なんて聴いたことない。

こないだも、デヴィーアから良しとされてる日本人歌手のオペラを見に行ったけれど

素晴らしかったけれど

イタリア人歌手のそれとは違う響きだった。

私はそう言う先生の弟子なの。

それに、ランカトーレさんも、私の声を綺麗な声ねと言ってくれた。

それは、在原先生に作ってもらったから。

綺麗な声ね、は誉められてないと、先生は言ってたけど

決してヨーロッパ人から嫌われる声じゃない。

嫌われないように在原先生に作ってもらったんです。

問題はまだまだあっても。