イタリア人の声

ついこないだまでは頑張ったら私もあんな風な響きある豊かな声で歌えると思っていました。

でも、こないだ解ってしまいました。

どんなに頑張ってもあーはならない

あの声は出ない

決して日本人に響きがないのではない

でも、響きの種類が違う

イタリア人と同じ種類の響きは絶対にないのだと

でも、綺麗な声ね、と

それでいい。

人から嫌われない声

それでいい

今の私の声で本格的なオペラは歌えない

やっぱり違う

歌うなら来世、イタリア人に

人には使命がある

私の使命は

恐らく

歌手として生きる事ではないと思う

だからと言って歌わないのではないけれど

使命としては、歌手ではないとさとった。