ある方から

私が幼少のお子さんのレッスンについて

考えている事をここで述べたら

このような本を送ってくれました↓↓↓↓


声楽の部分だけ先ず読んでみました

興奮しながら読みました

とても参考になり

ぼんやり考えていた事がはっきりして良かったと思います

やはり早く始める事が良いことであることには間違いないが…

私は10歳の時に少年少女合唱団に入って

楽しく自由に子供の声で歌ってました

自分からこれがやりたいと思いましたし

自由に歌ってた事はとても良かったと思います。

私が変声期にかかった頃、合唱の先生が癌で亡くなりました

それをきっかけに、合唱団を退団し

身体も心も落ちついた高校生に上がってすぐに

声楽の専門の勉強をしました。

とても良いタイミングで、良い順序で偶然自然に

声楽へ進む準備ができていました

10歳の時には、大阪音楽大学の声楽家へ行くんだ

と、何故か勝手に思っておりましたが

中学に上がった瞬間から

そんな事、すっかり忘れてました

中学の2年生くらいになって

もうそろそろ進路を考えなくてはならない時に

自分は、ぼやーんとしててなーんにも

考えてなくて

音楽の方へ進むのはどうか?と親から提案があり

それがいい、勉強よりピアノ弾いたり

歌ったり毎日できる学校だったらどんなに毎日がお気楽

楽しいかと単純にそう思って

安易に音楽の方向へ進んでしまったのが

地獄

その瞬間から

もう、もう、大変でしたよ

音楽は頭が悪いのはダメです

感性豊かで頭もよくないとダメなんです!

特に日本の大学へ進むには

そうでないとダメなんです

私は頭が悪いから

とっても苦労しました

その為には、普通の高校に進むのか

音楽の専門高校へ進むのか?

考えて、普通の高校へ行く事になりました。

それも大変良かった

やっぱり本格的な声楽の勉強は

変声期が終わってからになるが

それまでにやっておかねばならない

他の勉強があります

それを個人レッスンで行う事もいいけれど

私のように、合唱団で自由に楽しく歌う

その方法は大変お薦めします

ソルフェージュ関係の勉強は、先日いらしたお子さんは

ピアノのコンクールで全国大会へ進む程の腕前ですし

ヴァイオリンも習っておられるので

楽譜上の基本はそちらでしっかり身に付くでしょうし…

お父様が考えたいと仰られたのは納得です

私は合唱団で歌うに必要なありとあらゆる事は身に付けていました

詞の朗読

海外への演奏旅行

仲間意識

協調性

等々

ありとあらゆる事…

それでも、歌劇を本当には志さなかった

私の潜在意識の中に

それが本当にやりたいとは、インプットされてなかったように思います

それは、今思うことです。

本当にやりたければ

どんな状態であろうが、何がなんでもやってる事でしょう。

でも一通り全ては体験しました

歌劇の勉強、演技の勉強もしました

かなり長い間行いました

舞台の作法はよく知っています

それらの経験は教える上でとても役に立ちます

ほんとに、今回このように良い本をお借りできて良かったです

しかも、何か本を読みたいなあと思っていましたし。

今のタイミング、ぴったりの本が送られてきて良かったです。

興味深かったのは

イタリアのベルカント時代

歌い手の技巧を如何に見せびらかすかという事。

これ、まさにその時代はそうでした

なので、オペラアリアの最後に、大変な技巧のものが必要で、如何に苦労しているか!

それをやらないと、お客様受けが悪かったりしますので、その伝統のおかげで、どんなに大変か!

しかし、現在は、書かれた楽曲を尊重し、芸術的な知性を必要とし

詞と音楽の抑揚を一致させる事が大事な時代

現代にあたっては、派手な技法を聴かせ聴衆を驚かせる事より

魅力と興味を与える事が大事になりました。

まさにその通りです。

後、最も興味深かったのは!

これ👉いろいろの種類の曲があって

その曲の性質によっては、演奏者の霊感

によって生かされるものである

と、ありました

霊感 とあったのよ

感性と言うならわかる

一般的だと思う

でもわざわざ霊感と表現されてた

やっぱりそうなのかな?と思います

歌、人の声は、魂そのもので

神業というか

人間が発していて

人間が発していない感覚

天から瞬間降りてくるものがあって

その降りてくるものを身体に融合させて

発して行くもの

一流歌手達は、よくそういう風に表現したりするんだよね

それで私もたまに

ごく稀に

お客様から

集中力が半端ない

神がかってた!とかいう感想をもらう時があって

でも自分は必死だから、あんまりそんな意識はなく

でも、教えてて思うのが

これは全く私の感覚的なものだけれど

周りの宇宙全体のエネルギーとの調和もなしに

ただ声だけを発しようとして歌ってる人が多い

それでは、感性も何もあったものじゃなくて

それでは歌えないなと、ズバリ指摘したら

生徒さん、飛んで逃げた事あったわ

きっと、この先生、あかんわ

こんな先生に習っても上手くならないと思ったかも?

私も直感的に言葉に発したから

言葉足らずだったとは思うけれど

若かったから

まさにそれこそ

霊的に出た言葉だったかも????

これについては、あまり深く語りたいとは思いません

その感覚は

舞台という、究極の場に立たないと

普通の人にはこれまたわからない感覚だと思います

長年、演奏家をやっている音楽家達には

多少なりとも、感じた事のある感覚だと思います。

時々、こういうのを先行させて、音楽そっちのけで、スピリチュアル的な勉強があたかも重要なように言って教えてる人もいるみたいですが

それよりなにより、楽曲の勉強をよくよくする事、それが肝要です

知識なしに、感覚だけでは歌えません

知識は大切です

そういう勉強をした後、自然に自分の心が天を感じる

それだけでいいと思いますので、これを語るのは

なんだかおかしいと思っています

とにもかくにも

今日、私は休日

訳あって休養しております

とっても充実した休日を過ごしております