この度YouTubeの為の録音を、六曲一挙に録音したのですが

 

伴奏者さんも大変だったと思います

 

Bellini のSei alietteですけれども

 

Belcantoものです

 

一流歌手達もみんなよくこの歌を歌っています

 

やはり凄い!嫌な部分が一つもない

 

自分の声が活かされるように、歌曲ということもあり、自由に歌っておられます

 

必ずしも楽譜通りの一辺倒ではなく

 

書いてもないけれども、勝手にフェルマータをしていたり

 

その方がその歌手の安定した声がなるのだと思います

 

それからA B A’ と来たら、AとA’とでは歌手の方で別の表現方法を取る事は鉄則ですので

 

そういう意味では、一流歌手達が自由に楽譜に書いてないところでtempo ruvatoを付けて 歌っているのは、間違いではありません

 

強弱もしかりです

 

歌手達は、自分の声をいかに美しく聴かせるかですし

 

この度、自分が録音するにあたり、いろんな方の歌い方を聴いてなるほどと思いました

 

私もそういったところは、もっと参考にすれば良かったと思いました

 

これは、またリサイタルを開かなくてはなりません

 

六曲きちんとまとまって勉強してあるので

 

それだけで、プログラム一部が成立です

 

そして、演奏法をもっと練って披露するべきです

 

今のままでは、表現としては全く足りないと思いました

 

こういう事も経験と、いかに沢山の良い歌い手の音楽を聴いているかです

 

次、歌う時にはもっといろいろと、自分の声の良さが出る音楽作りをしようと思います

 

外国語で歌っていても楽しい、なんだか楽しいと、お客様が思えるようなテクニックを持つべきです

 

それには、発声法、表現法、表現法の中には、自分の声の特徴を自分でよく知ると言うことも含まれる事だと思います

 

言葉をもっと自分の物とし、音楽と身体と魂がもっと一体化したいです

 

言葉を辞書でひいている歌い方では実感がこもりにくいですし

 

ニュアンスが違うこともよくあります

 

イントネーションやいろいろと

 

それでも私はイタリア語会話教室で少し話すこともあり

 

それがとても歌には活きています

 

イタリア語の先生、またgoodなタイミングでメッセージをくれました

 

Contenta ? 満足してますか?

 

Cosi cosi. まあまあです

 

Non posso cantare come gli italiani. イタリア人のように歌えないの

 

La voce gli italiani sono bellissimi. イタリア人達はみんな素晴らしい

 

と返信したら先生は

 

Forza !頑張って!

 

とくれました

 

手掛ける音楽全てをもっと自分の物にしたいです

 

それにはそういう演奏法があります

 

自分の声の特徴をよく知るべきだと今回のYouTube録音を通して実感しました

 

とにかく経験を沢山重ねることです

 

お家の小さなレッスン室で1人で練習しているだけでは、良い演奏は産まれません

 

完璧でなくても、ある程度まで完成されたら、少なくとも基本ができたなら、アウトプットをした方が良い

 

そしたら、また新しい閃きが産まれ

 

そうやって向上していくのです

 

必ずしも完璧まで閉じ籠る必要はありません

 

芸術に完璧は一生やってこないので

 

表に出ないと何も生まれない

 

素晴らしい演奏というものは、表に出てないと、その瞬間は来ない

 

神がかった歌は、常に表に出ていないとその瞬間は絶対にやってこないのです

 

お家で引きこもってウジウジしている暇があったら、表に出て自分の歌に集中してる方が気分がいいし、発展性があります