昨日はこれでした。

これはこれで、楽しみました。

しっかり歌いました。

記念の10周年の演奏会にお声がかかって嬉しかったです。

なかなかしっかりした会だと思います。

一つの作品が出来上がるまでに

作曲家には作曲家の

作詞家には作詞家の

伴奏者には伴奏者の

歌い手には歌い手の

それぞれ苦労があります。

私は歌手ですから、作詞家の思い、作曲家の思いになるべく忠実、そして誠実に、歌い手としての責任を果たそうと一生懸命取り組みました。

最後まで暗譜で歌うか譜面を見るか迷いました。

パフォーマーとしては、暗譜を好みますが、やはり初演ですから、間違えたら作曲家や、作詞家に申し訳ないので、譜面を横に置いて、時々横目で確認しながら、楽譜に忠実に歌う事を優先しました。

歌い手の発表会ではないので、そこはあまり頑張って、かっこつけない方が良いと思いました。

絶対大丈夫の保証はないので。

でも、これは私の考え方です。

皆さん、各々の考えで頑張っておられました。

でも、暗譜で歌うくらいの心行きで取り組むべきとは思います。

2曲の作品に携わりましたが、2曲とも自然の目に見えないパワーをイメージさせる歌でしたので、スケールを大きく捉えて、どちらの曲も芸術として歌い上げました。

わりと難しい歌だったと思います。

そして、今日は自分のレッスンへ。

はー、ちょっとしんどい。

でも、頑張って、Anna Bolena と椿姫のあの大変なアリアを歌ったけど、椿姫はほんま大変な曲やわあ。

あー、しんどかった…。


左から、作詞家さん、作曲家さん、私、伴奏者さんのえみねー。

もう、ほぼ毎日えみねーとは一緒にくっついてます。

二個一です。

次はこれです。



椿姫を歌うのだけど、先生から、Saggio (サッジョ・試演会)とはいえ、みっともなく歌ったらいかん!

て言われたから、ちゃんと歌います。

めっちゃ大変。

サッジョは無料演奏会だけど、ちゃんと歌わなあかんねん。

ドレスもちゃんときて、髪の毛もちゃんとして。

とにかく、ちゃんとせなあかんねん。

無料よ無料。

友達が前より上手くなってる、て言ってくれてるのに、先生が横で、

「まだまだまだまだ」

言ってます。

「もっともっと…」

て求めなあかんねんて!

確かにこれではあかん!

この歌、長いこと取り組んでるのに、まだ歌われへんのかあ!

て思った。

でもね、ほどほどにしとかんとね、

「もっと、もっと、てやってたらしまい目にはノイローゼになる…」

とか言って笑っとてんけど、笑ってる場合いでもないねん。

心してとりかからな。